人材不足から求人コストが急騰の中、ファクタリングで攻めの経営

高知県 廃棄物処理業 創業23年

廃棄物処理業を営んで二十年余りが経つが、ここ数年はかつてないほどの人手不足に悩まされています。廃棄物の量自体は年々増加しており、仕事がなくなる不安はないものの、それを処理するための人材が足りません。特に近年は求人を出しても応募が集まりにくく、これまでのように経験者を確保するのが難しくなってきました。

そのため、外国人技能実習生の採用にも踏み切ったが、それでも十分な人員を確保するには至っていない。求人広告の掲載費用も年々高騰しており、以前なら数十万円で済んでいたものが、今では数倍の費用をかけなければ応募すら期待できない状況です。加えて、既存の従業員の待遇改善を行わなければ、せっかく確保した人材が流出してしまうため、給与の引き上げや福利厚生の充実にも取り組まざるを得ません。

このように、事業自体は安定しているにもかかわらず、目の前の資金繰りには常に頭を悩ませています。特に、売掛金の回収サイクルと支払いのタイミングのズレが大きく、資金が手元に入る前に人件費や設備維持費の支払いが重なることが多かったです。これまでは銀行融資などで資金を回していたが、迅速な対応が求められる中で、審査や手続きに時間がかかることが難点でした。

そこで初めてファクタリングの利用を検討しました。ファクタリングであれば、売掛金を早期に資金化することができ、担保も不要で手続きも比較的スムーズだという点に魅力を感じた。信頼できる業者を選定し、手続きを進めると、思ったよりも早く資金を手にすることができました。

その資金を活用して、必要な求人広告を打つことができ、新たな人材の確保に向けた動きを加速するこ可能となりました。さらに、従業員の待遇改善にも一部の資金を充てることができたため、既存スタッフのモチベーション向上にもつながるなどの効果も出ました。

廃棄物処理業界は今後も需要がなくなることはないが、価格競争は厳しくなっており、淘汰の波が押し寄せるのは時間の問題だと感じています。それでも、まずは今の経営基盤を安定させることが最優先であり、今回のファクタリングの利用によって、その一歩を踏み出すことができたと感じています。

この先も人材確保の課題は続くだろうが、業界の変化に適応しながら、事業を維持し続けるための方法を模索していきたい。そのためには、資金繰りの工夫や新たな採用戦略の構築が欠かせません。ファクタリングという手段を知ったことで、今後も柔軟に資金計画を立て、必要な投資を行いながら事業を継続していくことができればと考えています。

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