兵庫県 創業55年 造園業
コロナが終わり、この数年観光インバウンドの影響もあり、観光協会などの補助金などにより、寺院の庭園整備などの仕事が増えて来ました。
室町時代から江戸時代の初頭にかけての伝統的な寺院が多いこの地域では、観光産業の振興を狙っているらしく、追い風となっている。
ただし、補助金事業ということもあるのか、造園業自治体からの入金まで時間がかかることが多く、資金繰りに苦労する場面も増えてきました。特に大規模な案件が続くと、一時的な資金不足に陥ることもしばしば。
先日地元自治体から、弊社の規模からすると、大規模な公園整備の仕事を受注しました。利益率も高く、近隣にある寺院の歴史と四季を感じれる景観の融和がテーマとしたもので、是非受注したい案件でした。
しかし、問題は資金だでした。このプロジェクトに必要な資材費や外注費を考えると、手元の運転資金では足りず、代金の支払いは工事完了後の2カ月後となるため、それまでの間に仕入れ業者や職人たちへの支払いをどうするかが課題となりました。
銀行融資も検討したが、追加の融資を受けるには時間がかかるうえ、審査のハードルも高かったため、断念することも考えたが、計算上、ファクタリングを利用しても十分に利益が出るこが分かったため、ファクタリングを利用することにした。
売掛先である自治体に通知されることなく、請求書をファクタリング会社に譲渡する形で資金を得る方法だ。手数料は10%ほどかかったが、それでも数日以内にまとまった資金を確保できた。
ファクタリングを活用したことで、職人への支払いを遅らせることなく、仕入れもスムーズに進めることができた。結果として、プロジェクトは計画通りに進行し、工事のクオリティも高く評価され、受注実績としても恥ずかしくないものになった。
最初はファクタリングの手数料が気になったが、利益率等を慎重に精査した結果、安心して事業を進められることが分かり、メリットを実感しました。また、今後も大規模な案件が続く場合には、適切にファクタリングを活用することで、経営の安定につなげられると考えた。
もちろん、手数料や契約内容を十分に理解し、慎重に利用する必要はあるが、適切に活用すれば、事業の成長を支える大きな力となると感じました。
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