和歌山県 小売業 創業34年
和歌山で30年以上続く青果店を経営しているます。地域密着型の店舗として地元の皆さんにも愛され、市役所の給食センターにも新鮮な野菜や果物を納入しています。
しかし、市役所の支払いサイトは「月末締めの翌月末払い」と月頭に納入したものだと、実際に代金を受け取るまで2ヶ月近くかかります。
普段はこれでも何とか問題なく運営していたが、昨今の物価高と、仕入れ業者の支払いが重なり、資金繰りが厳しくなってしまった。
さらに、夏場に向けて新しい冷蔵設備を導入する必要があり、その費用も捻出しなければならなかった。銀行融資を検討したものの、審査に時間がかかり、急ぎの資金には対応できなかった。
そんな時、『中小企業ビジネスさぷーターズ』を紹介され、ネットで調べてみました。売掛金（請求書）を買い取ってもらうことで、早期に現金化できる仕組みだとということで、早速に相談し、市役所に対する請求書を買い取ってもらうことにした。
B社は田中の請求書を審査し、90%の買取率で買い取ることを決定。手数料として10%が差し引かれたが、田中は数日以内に現金を受け取ることができ、仕入れ業者への支払いと冷蔵設備の導入費用を確保することができた。
- 結果と教訓
今回、ファクタリングを利用したことで、資金繰りの問題を解消し、店舗の運営を安定させることができた。新しい冷蔵設備を導入したことで、より鮮度の高い青果を提供できるようになり、売上も向上した。
私達のような小売店にとって、取引先の支払いサイトが長い場合の資金調達の手段を持つことは重要だということを身をもって分かりました。今後とも、ファクタリングはその一つの選択肢として、上手く利用していければと思っています。
ただし、手数料も高いですから、安易な利用は自制したいと思っています。
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