インセンティブ主体の報酬形態にはファクタリングは不可欠だと感じています。

東京都 IT関連業 創業5年

営業代行として独立してから、そろそろ5年になります。これまで扱ってきた商材は、WEBツール、クラウド管理ソフト、WEB広告など、いわゆる「IT系」。クライアントとは直接契約するのではなく、営業代行会社を経由し、派遣のようなかたちで各社に常駐しています。基本報酬に成果連動のインセンティブがつく契約が多く、成果が出ると収入は大きくなりますが、月によってはかなり波があります。

問題は報酬の支払いサイクルです。ほとんどの代行会社が翌月末払い、または45日後といった条件で、インセンティブ部分については検収や営業先からの入金を待ってからとなることも多く、2ヶ月以上先にずれ込むこともあります。繁忙期は売上が上がっても、手元のキャッシュが減っていくのが何ともストレスで、営業中に経費の心配をするような本末転倒な状況もありました。

そんな時に使い始めたのがファクタリングです。営業代行会社に請求書を出した後、その金額の8割程度を早期に資金化することで、支払いサイトを実質的に短縮できます。最初は半信半疑でしたが、実際に使ってみると、思ったより手続きもスムーズで、1〜2営業日で入金されました。以後、月に1〜2回、請求金額の一部をファクタリングしています。

無理に使わなければリスクは少ないと感じています。毎月固定費が20万円程度、交通費やツール代などの経費が10万円前後。その分だけを確保できればいいので、全部を資金化する必要はありません。逆に言えば、ある程度自分で資金の流れを読めるようにならないと、便利な仕組みも依存につながるんだと思います。

今年は3社掛け持ちしていた案件が、ほぼ同時に契約終了となりました。業界ではよくある話ですが、売上が一時的にゼロに近づいたとき、次の案件が決まるまでのつなぎ資金としてもファクタリングは役立ちました。焦って不利な契約を結ばずに済んだのも、そのおかげです。

お寄せいただいた体験談は、お客様が特定できないことを目的に、若干の修正をしております。改変に当たり文章の意図は変えておりませんので、ご理解ください。