創業から間もないスタートアップ企業でも簡単に資金調達可能でした。

神奈川県 映像制作 創業3年

小さな動画制作会社を経営しています。結婚式の映像制作から企業のプロモーション動画、WEB広告用の動画まで、幅広いジャンルの撮影と編集を手がけています。特に最近では、企業のホームページに掲載する紹介動画の需要が増えており、お客様からの依頼も着実に伸びている状況です。

しかし、業務が順調に進む一方で、編集作業に関する課題も浮き彫りになっていました。私たちのような動画制作の現場では、編集ソフトの性能が制作スピードやクオリティに直結します。現在使用しているソフトも決して悪いものではありませんが、最新のソフトに比べると動作が重く、エフェクト処理やカラーグレーディングの自由度も限られていました。特に企業向けの動画では、高品質な仕上がりが求められるため、編集ソフトの性能が足かせになっていることを痛感していました。

最新の編集ソフトを導入すれば、作業効率が大幅に向上し、より短期間で高品質な動画を提供できるはずです。しかし、問題はその購入資金でした。最新の編集ソフトは高額で、さらに導入に伴うパソコンのアップグレードも必要になります。社内の資金繰りを考えると、すぐに予算を割くことは難しく、銀行融資を申し込むことも検討しましたが、創業から期間も短く信用がないことと、審査に時間がかかるため、急ぎの対応には向いていませんでした。

そんなとき、資金調達の手段としてファクタリングの存在を知りました。ファクタリングは、売掛金を早期に現金化する方法で、金融機関からの融資とは異なり、審査が比較的スムーズに進むという利点があります。すぐに紹介してもらった『中小企業サポーターズ』さんに相談し、取引先からの売掛金を基に資金調達を行うことにしました。初めての利用だったため、契約内容を慎重に確認し、手数料や条件についても納得したうえで申し込みを決断しました。

ファクタリングを利用したことで、希望していた編集ソフトを無事に購入することができました。加えて、編集用のパソコンもスペックアップし、これまでよりも快適な環境で作業を進められるようになりました。その結果、動画のクオリティが向上し、納期の短縮にもつながり、お客様からの評価もより高まっています。

今回の経験を通じて、資金調達の選択肢を広げることの重要性を実感しました。動画制作業界は技術の進化が早く、新しい機材やソフトの導入が競争力を左右します。もちろん、常にファクタリングに頼るわけにはいきませんが、必要なときに適切に活用することで、ビジネスの成長につなげることができると感じています。

これからも、お客様に最高の映像を提供できるよう、技術と設備の向上に努めながら、さらなる飛躍を目指していきたいと思います。

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