人件費高騰と物価高に悲鳴を上げる解体業者

創業25年 愛媛県 解体業

弊社は愛媛県で25年間、地道に解体業を営んできたまいた。地元の個人や企業を中心に住宅やビル、工場の解体工事を請け負い、地域に根差した事業を展開してきました。
長年の実績と信頼により、官公庁や民間企業からの受注も増え、事業は安定していました。

しかし、近年の建設業界の状況により、解体業界でも資材や燃料費、人件費が高騰しており、資金繰りの課題が顕在化していました。特に、工事を完了してから売掛金が入金されるまでの期間が長くなるケースが多く、現場での支払いに苦慮することが増えていました。

そんな中、老朽化したビルの取り壊しと、その後の新築工事に向けた整地作業が含まれる大規模な案件のはなしがあり、受注できることに。
契約は順調に進み、工事もスケジュール通りに進行。しかし、解体工事完了後に問題が発覚しました。元請けとなる業者が、公共工事での不正が発覚し、業務停止処分を受けたのです。これにより、解体業者への支払いが遅れる事態となりました。

この影響で、解体業者は資材購入費や人件費の支払いが滞る危機に直面しました。売掛金はあるものの、入金がいつになるかわからない状況。銀行融資を検討しましたが、審査に時間がかかるため、すぐに資金を確保する方法を模索しました。

そんな中で、選択したのがファクタリングです。売掛金の一部を手数料として差し引かれるものの、数日以内にまとまった資金を確保できるため、協力会社や従業員への支払いをスムーズに行うことができるという判断です。

今回『中小企業ビジネスサポーターズ』さんのファクタリングを活用したことで、解体業者は経営の危機を回避することができました。協力会社との関係を維持し、次の案件に向けた準備も進めることが可能となりました。
また、今回の経験を通じて、ファクタリングが資金繰りの選択肢として有効であることを実感しました。もちろん、手数料が発生するため、不用意な利用は避けるべきですが、緊急時には非常に有効な手段であると認識することができました。

解体業や建設業では、売掛金の回収が遅れることが珍しくありません。特に、今回のように取引先の問題によって支払いが遅れるリスクもあります。そのような不意の事態に備え、ファクタリングを活用することで、資金繰りの安定を図る手法の一つとして選択肢に置いておくことも必要だと感じました。

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