不安ばかりの初めてのファクタリングもスムーズに取引できました。

兵庫県 運送業 創業7年

軽バン一台で始めた運送業も、気づけばもう七年目になります。今は個人事業主として、大手宅配会社の下請けでエリア配達を任されており、繁忙期には日によって200個以上の荷物を配ることもあります。再配達の件数は年々増えるばかりで、一人での対応には限界を感じながらも、なんとかやりくりしてきました。ただ、人を雇おうにも、なかなか集まりません。軽貨物のドライバー自体は増えているようでも、条件が折り合わずに辞めてしまう人が多く、こちらの事情も考慮してくれる人材は見つかりにくいです。結果として、仕事はあるのに人手が足りないという悪循環が続いていました。
それでも、年末年始の繁忙期を乗り切るため、日当で応援のドライバーを雇うことにしました。車両のリース代やガソリン代、それに加えて人件費の支払い。売上自体は入る見込みがあっても、入金は翌月末。今月分の支払いには全く間に合いませんでした。
銀行に行っても、事業性融資は時間がかかり、個人名義では審査も厳しいとのこと。資金繰りをどうにかするしかないと焦っていたところ、運送仲間から「ファクタリングって手があるよ」と教えられました。

正直、最初は胡散臭い印象がありました。ただ、取引先に通知しない「2社間ファクタリング」があると聞いて、ネットで色々調べた上で、一社に申し込みをしてみました。必要だったのは請求書と通帳の写し、本人確認書類だけ。電話口では対応も丁寧で、こちらの事情にも理解を示してくれました。審査は思った以上に早く、申込みから2日後には希望額の入金がありました。手数料はそれなりにかかりましたが、支払いを遅らせて信頼を損なうよりは、よほど良かったと思っています。なにより、ドライバーたちにちゃんと報酬を渡せたことで、急な応援要請にもまた応じてもらえる関係が築けたのが大きいです。
もちろん、ファクタリングは繰り返し使うべきものではないと分かっています。手数料も含めたコストを考えれば、継続的に使えば経営を圧迫します。けれど、今回のように「数日だけ先に現金が欲しい」という局面では、非常に有効な手段になり得ます。

今は、再配達の削減に向けて受け取り時間の事前確認を徹底し、効率化にも取り組んでいます。ドライバーをもう一人正社員で雇えるよう、売上と支出のバランスを見直しているところです。
初めてのファクタリング。使うまでには少し勇気がいりましたが、必要なときに必要な資金を確保できたことで、事業を止めずに済みました。自分の責任で働く以上、使える手は知っておいて損はないと思います。

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